さどトリコ編集部総力取材!「佐渡歴史伝説館」のここが面白いよベスト10(後編)

佐渡歴史伝説館 慶子女王

佐渡歴史伝説館 慶子女王

さどトリコ編集部のメンバーはこのほど、全員で佐渡歴史伝説館を訪れ、実際に体感した「佐渡歴史伝説館のここが面白いよベスト10」を独自に取りまとめました。
後編はいよいよベスト5の発表です。

前編はこちら

▽第5位「めちゃ高そうな美術品がたくさん並んでいる」

佐渡歴史伝説館 展示

佐渡歴史伝説館 展示

 佐渡歴史伝説館には、まるで博物館のように美術品がたくさん並ぶスペースがあります。

人間国宝 佐々木象堂

人間国宝 佐々木象堂

併設している、人間国宝で日本を代表する鋳金家の一人である佐々木象堂(1882-1961)の記念館です(記念館の入館料は佐渡歴史伝説館に含まれます)。

佐々木象堂 代表的作品「瑞鳥(ずいちょう)」

佐々木象堂 代表的作品「瑞鳥(ずいちょう)」

中でも佐々木象堂の代表的な作品「瑞鳥(ずいちょう)」は、昭和36年に日本工芸展で最高賞を受賞。皇居新宮殿造営にあたり、その棟飾りのデザインに採用されました。

皇居新宮殿に採用された幸運の鳥「瑞鳥(ずいちょう)」

皇居新宮殿に採用された幸運の鳥「瑞鳥(ずいちょう)」

「瑞鳥」というネーミングからいかにも日本的なものを思い浮かべてしまいますが、佐々木象堂の洗練されたデザインは、伝統的なモチーフでありながらモダニズムを感じます。50年以上前の作品とは思えません。

▽第4位「地球上で本当にここでしか買えないものがある」

佐渡歴史伝説館 瑞鳥グッズの販売

佐渡歴史伝説館 瑞鳥グッズの販売

実は、瑞鳥のデザインを用いた製品の販売を宮内庁が唯一認めているのが、ここ佐渡歴史博物館内に併設する佐々木象堂記念館なのです。

日本唯一の「瑞鳥」グッズ

日本唯一の「瑞鳥」グッズ

伝説館の奥まった場所にある瑞鳥グッズコーナーは、なんだかRPGゲームの隠しダンジョンで見つけた秘密の武器屋みたい。スーパーレアなアイテムが手に入るのに、ちっとも飾っていないところが逆に好印象です。

素材にもこだわり作られている

素材にもこだわり作られている

地球上でたった1ヶ所でしか手に入らない瑞鳥デザインのお土産は、旅の思い出を蘇らせる大切なモノになるかもしれませんね。

▽第3位「食堂のご飯が神がかり的に美味しい」

インスタ映えする海鮮丼(並)

インスタ映えする海鮮丼(並)

海鮮丼の並、1,200円也。エビやマグロ、アワビ、サーモンなど海の幸が10種以上、たっぷりと乗っています。このボリュームで海鮮丼は「並」なのですよ!メニューには「上」もあります。食べたら一体どんなことになるのでしょうか?とても気になりますよね。

提供しているのは、佐渡歴史伝説館の中にある食事処「夕鶴」。佐渡産の新鮮な海産物をふんだんに使った海鮮丼が、実は隠れた人気メニューなのです。ちょっと懐かしい食堂スタイル観光地のレストランがそんなにクオリティーが高いわけがないって?行けばわかります。

日替わりメニュー カレイのから揚げ

日替わりメニュー カレイのから揚げ

日替わりメニューもボリューム満点です。この日はカレイのから揚げが出てきました。

日替わりメニュー カマ塩仕立て寄せ鍋風

日替わりメニュー カマ塩仕立て寄せ鍋風

カマ塩仕立て寄せ鍋風はどんぶりいっぱいの鍋!こちらもすごいボリュームです。

付け合せもお米も美味しい「夕鶴」

付け合せもお米も美味しい「夕鶴」

さどトリコ編集部もおいしさに思わず笑みがこぼれます。海産物は日替わりで季節によって様々。日によってはボタンエビがそのまま乗っている時もあるそうです。
「観光施設にありがちな高い、まずい、鮮度が悪い、安かろう悪かろうといった先入観を払拭したいんです」と、同館の営業部長の蔵田徳司さん。
地元の素材にこだわった料理を夕鶴は提供しているのです!

食堂は入場料なしでも利用できます。ただ、残念なことに11月15日から春までは冬季休業とのこと。春になったら必ずまた行きます!

▽第2位「イメージ展示が謎のアートで不思議すぎるけどインスタ映えしそう」

「さどの島銀河芸術祭」が開催されるなど、芸術文化が盛んな佐渡にある佐渡歴史伝説館が2018年9月28日にプチリニューアルしたそうです。なにやら「佐渡の音」を体験できるというのですが、とても気になる・・・。

どこにあるんだろうと歩き進んで行くと、いきなり全く異なる雰囲気の場所に到着しました!

佐渡歴史伝説館 佐渡の音を体験するコーナー

佐渡歴史伝説館 佐渡の音を体験するコーナー

布やオブジェなどが吊り下げられており、壁には大きな写真が飾ってあります。
この空間が何なのか、説明書きがないので謎が深まるばかりです。
なんだか一気にアートな空間です。

同館営業部長の蔵田徳司さんは「極力、文字情報を減らしているため、それぞれの佐渡のイメージを膨らませて見て欲しいです」と強調します。では、ここからは五感を研ぎ澄まして空間に集中しましょう。

佐渡金山の採掘をイメージ

佐渡金山の採掘をイメージ

佐渡金山の採掘をイメージしたこの飾りにはスピーカーがついています。
金山坑道内の雫の音が流れており、耳をすますと「ぽた・・・ぽた・・・」と音が聞こえます。

佐渡歴史伝説館

佐渡歴史伝説館

何か書いてある紙を見つけました。何が書いてあるんだろう~どれどれ。

佐渡歴史伝説館

佐渡歴史伝説館

なるほど。このランプはただの照明ではなく写真を楽しむためのものなんですね。

佐渡歴史伝説館

佐渡歴史伝説館

さっそくこんなふうに写真にランプをかざしてみました。すると!

佐渡金山の鉱脈

佐渡金山の鉱脈

佐渡金山の鉱脈が浮き上がってきました。昔の人はこんな風にして真っ暗な坑道の中、ランプの灯りを頼りに金の鉱脈を探り当てていたのかもしれません。

音を聞きながら、ランプをかざして壁にある鉱脈の写真を見ると、金山の坑道内にいる気分です。ほんのりした灯りで写真を見るというのは、今までの施設ではなかった体験型アートみたいですね!

音で佐渡を感じる

音で佐渡を感じる

この写真の左下には穴があります。この穴からは、佐渡の自然の音が聞こえます。ちょっとだけ佐渡の森の中に佇んでいるような気持ちになりますよ。

鬼太鼓をイメージした展示

鬼太鼓をイメージした展示

こちらは金を発見した喜びから「祭りの鬼太鼓」をあらわしたかざりです。先ほどの雫の静かな雰囲気とは一転、ここでは鬼太鼓の「どん!どん!」という力強い音が響きます!
壁にスピーカーが埋め込まれていて、飾りと壁の双方からの音で立体的に聞こえます!
馬のしっぽみたいですが、これは鬼太鼓の髪の毛でしょうか。さらつやストレート。
ずっと見ていると、なんだかおしゃれなインテリアに見えてきます。

鬼太鼓の模様もおしゃれだし、お土産にあったら買っちゃうかも(笑)。

蝋型鋳金(ろうがたちゅうきん)をイメージした展示

蝋型鋳金(ろうがたちゅうきん)をイメージした展示

こちらは金と共に栄えた蝋型鋳金(ろうがたちゅうきん)のモチーフ

ムカデの理由は・・・

ムカデの理由は・・・

ムカデがリアル(笑)

ここで豆知識!
なぜムカデかというと、金山の鉱脈がムカデのように見えて「百の銭が入る」と言い伝えられているからです。それほど佐渡の金山は豊かな鉱脈があったんですね。

▽第1位「ロボットの動きが恐いけど面白い」

栄えある第1位は、やはり佐渡歴史伝説館の名物、ロボットによる歴史展示です。

入口には「遠流(おんる)の地 佐渡」の文字が

入口には「遠流(おんる)の地 佐渡」の文字が

佐渡島へ流された「思想犯」と呼ばれた歴史的人物について、動くロボットで学ぶことができます。どことなく漂う古びた感じが「非日常感」を演出していますね。

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中にある大きな扉を抜けると、ロボットによる1つ目の演目「慶子女王」が始まります。

慶子女王

慶子女王

慶子女王は佐渡でお生まれになった順徳天皇第一皇女です。
佐渡の歴史を紹介してくれます。
慶子女王、かなりの美人です。

慶子女王

慶子女王

口の動きもリアルです。

慶子女王

慶子女王

(あれ?)

慶子女王

慶子女王

瞬きしてる!!!これはリアルでちょっとびっくりです。
一つの場面が終わると自動的に次の人形が動きます。


お次は・・・

順徳天皇

順徳天皇

(・・・!!??)

びっくりしました。暗闇からスーッと歩いてこられました。

順徳天皇

順徳天皇

こちらは順徳天皇。鎌倉幕府転覆に失敗し、時の執権北条義時により承久3年、24歳の若さで佐渡へ配流されました。

順徳天皇

順徳天皇

順徳天皇と慶子女王です。

順徳天皇 和歌

順徳天皇 和歌

順徳天皇が奥に去った後、簾に和歌が浮き出てきます。

「在島22年 都に帰る望みも絶え、思いきや 雲の上をば 余所に見て 真野の入り江に 朽ち果てんとは」 (順徳天皇 辞世の御歌)

この痛ましい和歌を残し、46歳の若さで亡くなられました。
歴史の教科書で勉強しましたが、リアルな場面を目撃すると断然興味が湧いてきます!

・・・しかしこの人形、本当に動きがリアルです。
千葉県にある某遊園地にも似たように動く人形がいるアトラクションがありますが、それにも負けてないです!

ちょっと先へ進みまして、続いては・・・

日蓮聖人

日蓮聖人

1271年に北条時宗のとがめを受けて鎌倉滝ノ口で処刑されようとした日蓮聖人がひたすら題目を唱えたところ、雷光の奇跡が起こり難を免れた場面です。
翌日、日蓮聖人は死罪を許され、佐渡へ流罪となりました。

こちらの場面、衝撃的なシーンが繰り広げられます。

おや?

日蓮聖人

日蓮聖人

ピカッ!!!!

(・・・!!??)

雷の音にびっくりしました。
小さいお子さんがいる方は、お子さんの手をしっかり握ってあげてください。
その先も日蓮聖人の場面が続きます。

そのあとは、72歳で佐渡へ配流となった世阿弥の場面もあります。

世阿弥

世阿弥

佐渡に能を広めた重要人物です。舞台も立派です。
ここまでの演目を作り上げるのに、なんと7,000万円かかったそうです!
ロボットの細かい表情の表現に驚かされます。

佐渡の歴史全八景が終わると、語り部のおじいちゃんとおばあちゃんがいます。

佐渡歴史伝説館 おじいちゃんとおばあちゃん

佐渡歴史伝説館 おじいちゃんとおばあちゃん

あっ、先客の男の子がいるな~、と思っていたら・・・

(・・・!!??)

なんと、この男の子も人形なのです!リアルすぎます。

おばあちゃんの膝で寝る猫

おばあちゃんの膝で寝る猫

猫もリアルです。

いかがでしたか?伝説館の本当の面白さは、実際に行ってこそ分かるものです。
これだけ盛りだくさんの内容の場所ですが、1時間ほどで回ることもできます。
じっくり観るも良し、サクッと回るも良し。佐渡観光のスパイスに、旅のネタ集めに行ってみてくださいね!


佐渡歴史伝説館

[住所]  新潟県佐渡市真野655番地
[電話番号] 0259-55-2525
[営業時間] 
佐渡歴史伝説館及び売店
4月~11月 (開館時間)8:30~(最終受付)17:00
12月~3月 (開館時間)9:00~(最終受付)16:30

お食事処割烹夕鶴
4月16日~11月15日まで 11:00~14:00(L.O 14:00)
[駐車場] 有り
[関連ウェブサイト] http://sado-rekishi.jp/